『クリスマスの頃に読みたくなる本・・・カポーティが好きになる』
この作品は、この季節になると思い出して読みたくなるものの一つ。そして、私がカポーティを好きになった、とまでは言わないけれど、ちょっと「お?」と思わせてくれた作品。そうか、彼はこんな作品も書くんだって感じで。ちょっと認識を新たにさせてくれた作品です。
愛情とは何か、目に見えない心の清らかさが、思い出を浄化してくれる、そんな世界です。子供の目を通しても、大人として追憶の彼方を探っても、同じように心の中に在る、そんな世界。そういう思い出を大切にしている人の、心の琴線に触れる作品です。
この作品を原作に漫画家の山岸涼子も描いていますから、一緒に読んでみるのも一興です。山本容子の版画の世界とは別の「クリスマスの思い出」を味わって、両者読み比べが楽しいです。