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クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

『ヒューマニズム。』
主人公の老人・スクルージは吝嗇家で人間嫌いで偏屈。
ところが、イヴの夜に相棒だった故人・マーレイの亡霊と対面する。
彼の予言通りにスクルージの前には幽霊がやって来て、それらの幽霊に連れられて、
貧しいけれど心暖かい人々や自分の将来・過去を見せられて徐々に改心していく。
というお話。

主人公はものすごく偏屈に描かれていますが実際には不器用で心に傷を持ち、人には上手く接せられなくて優しくもできない。という感じがします。

この著者は世の中の不正・不公平などをユーモアを交えながら批判した作品を多く残していますがこの作品もそうだと思います。
最後にスクルージが連れていかれて目の当たりにしたものはあまりにも残酷な気もしましたが、それは人間は切羽詰ってからでないと行動しないということに対する著者からの皮肉を交えたメッセージだと思います。

光と影を錯綜させながら展開していくこの作品は様々な教訓が入っているので、子供から大人まで幅広く楽しめる作品だと思います。

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